仏壇・仏具
仏壇・仏具を購入するときの注意点
お仏壇は、品質が確かで、家や故人の好みにマッチしたものを求めたいもの。そのためには、どういう点に気をつけて選べばいいのか、購入ポイントや、祀りの作法などを紹介します。価格も品質もデザインも、納得ができる仏壇を選べるよう、参考にしてください。
仏壇購入の時期
仏壇を安置する時期、日時には、とくにいつがいいということはありません。仏壇を安置する動機としては、新しい住まいや家を新築したとき、新仏がでたとき、信仰心に目覚めたとき、ご先祖様への感謝を思い立ったとき・・・など、人それぞれの動機があるように、思い立った時が吉日ということになります。
なかでも、肉親が亡くなり新仏が出て、仏壇の必要にせまられたときに、四十九日、百箇日、一周忌といった法要に合せて購入し、開眼法要を同時に行うという方が多いようです。
仏壇の選び方
仏壇を購入する時には、仏具も一緒に必要になりますので、仏壇本体だけではなく、仏具を含めた予算を立てなければなりません。また、仏壇は一度購入すると、長い年月使うものですので、価格だけにとらわれず、気に入ったデザインを選ぶことも大事なことだと思います。仏壇の選び方として、次のポイントを押さえていきましょう。
- サイズ
まずは、「自宅のどこに置くか」を考えましょう。マンションなどでは畳の部屋がないこともあります。畳の上に安置するのか、タンスや棚の上に安置するのかで、大きさや、形式も違ってきます。
置場所を決めたら、そこに適した大きさのお仏壇を購入することが必要です。仏壇は、居間などのご家族が集まる場所に置くのがいいと言われています。湿気が高いところ、火気の近くなど、仏壇が傷んでしまう場所は避けて考えましょう。
場所を決めたらお店に行く前に、置く場所のサイズ(幅、奥行き、高さ)を採寸しておきます。最近では現代の住宅事情に合わせて、略式で小さいもの、家具調デザインの仏壇が多く出ています。
- スタイル
次にどんな仏壇にするかを考えます。お店に行く前に、ご先祖様の「宗旨・宗派」を確認しておくといいでしょう。土地柄により多少の違いはありますが、浄土真宗を除けば、宗派による仏壇の違いはありません。(浄土真宗の方は通常、金仏壇を求めるケースが多いようです)
- 予算
仏壇の価格は、素材・大きさ・デザインなどにより異なります。数万円のものから何百万のものまであります。まず自宅に置くことができるサイズであること、次に好みのデザインであること。その条件を満たした仏壇の中から、納得のいくお値段のものを選ぶといいでしょう。
仏壇は使用される材質、彫刻の精密度、仕上げの精度、金箔の種類によって、原価も違ってくるといわれています。
仏壇の種類
仏壇の種類には、黒檀や紫檀を使った日本の伝統的な唐木仏壇や、漆塗りに金箔が施してある金仏壇、マンションなどの洋間のフローリングに合わせた家具調仏壇などがあります。そのほかに、仏壇の形式の種類には、上置型や地袋付仏間用、台付型などがあります。
仏壇は使用される材質、彫刻の精密度、仕上げの精度、金箔の種類によって、価格が違ってきます。仏壇の価値を大きく作用するものは、使用されている材質です。仏壇購入時必ず材質を確認しましょう。
- 仏具
仏壇を購入する場合、仏具も必要になります。仏具の種類はいろいろで、宗派によって多少の違いもあるかもしれませんが、ご本尊、お位牌、三具足(香炉・燭台・花立て)は最低限必要でしょう。一般的には仏具の価格は、仏壇価格の10~15%と考えられています。宗派によって使用しない仏具などもありますので、仏壇店やお寺さんに相談してからの購入をおすすめします。
- 開眼式
新しい仏壇を購入したときは、僧侶にお願いして「開眼法要」を行います。これは重要な法要の一つとなります。購入しただけではただのモノにすぎず、開眼供養をし、魂を込めて、はじめて礼拝する対象に変わります。法要の営み方は宗派によって異りますので、菩提寺に相談するといいでしょう。
しかし、仏壇の開眼法要だけを営むとすれば、費用的にも大変なものとなります。この意味からも、仏壇購入は四十九日、百箇日、一周忌などの法要に合せて行い、開眼法要と故人の法要を一度に済ます人は多いようです。
仏壇のまつり方と、お手入れの方法
お仏壇と神棚がある場合には、別々の部屋に安置するのが理想ですが、同じ部屋に安置する場合は、向い合せにはしないようにしましょう。一方にお参りする場合、もう一方にお尻を向ける形になり失礼に当たると言われているからです。他にも、神棚と仏壇を上下一列にまつるのも避けたほうがいいと言われています。
置き場所
お仏壇をどこに置くかは、とくに決まりはありません。なるべく日当たりの良い、風通しの良い部屋を選びましょう。部屋のコーナーや直射日光が当たる場所は避けるべきです。お仏壇をどの方向に置くかには諸説ありますが、主に以下の3つはよく昔から言われていることです。
- 仏壇を東向きに置く
仏壇を拝む度に、仏教の理想郷である西方浄土を拝むことになるからという理由からです。
- 本山のある方向を背にして置く
仏壇に向かって拝むと本山に向かって礼拝していることになるという理由からです。
- 南向きに置く
南側からの風通しが良く、直射日光も当たらず湿気を防ぐことができるという理由からです。
仏壇のお手入れ
お仏壇は「大切に扱う」ことを、充分に心がけましょう。お仏壇のお手入れをしっかり行い、仏様ご先祖様への感謝の気持ちで、毎日お給仕することが、仏様ご先祖様への何よりもの供養です。仏壇は日頃から手入れを心がけていけば、さほど汚れるものではありません。日頃こまめの手入れをすることです。また、仏壇の内部を掃除する時、中の本尊や位牌を出しますが、この時、出す時、安置した時には合掌して、ていねいに扱うことが何より大切なことです。
手入れの道具としては良質の毛バタキ、ツヤ出し用のフキンなどを用意します。
- 金仏壇のお手入れ方法
金仏壇は漆を使っていますから、水を使うとはがれます。漆は決して水拭きはしないでください。シリコンクロスで拭くか、それが無ければ木綿の布やガーゼなどのやわらかい繊維で乾拭きするのがいいでしょう。まずは、毛バタキでよく払って、その後に繊維で軽くふくとツヤが出てきます。
金箔は、手で直接触ると指紋がつき取れなくなりますので、慎重に扱ってください。塩分に弱いので汗をかいた手などで触らないように注意しましょう。金箔部分は仏壇専用の毛バタキで軽くホコリを払います。
- 唐木仏壇のお手入れ方法
普段のお手入れは、仏壇専用の毛バタキで上から順にホコリを落とします。ひどい汚れがある場合は、固く絞った布で濡れ拭きした後、乾拭きで水分を拭き取ってください。